柴犬わっちは今日も町の青果店でお仕事をしていた。
「わっち、それをこっちの棚に運んでおいてくれ!」ドアの向こうからヤギのメェ店長の声が聞こえた。
「はい!わかりました!」
「あ!いたいた!わっち~オレの品出しも手伝ってくれ!あ、あと午後から配達だからお客さんの注文品も用意しておいてくれないか?」とライオンのゴウ先輩がセカセカと忙しそうにわっちに尋ねてきた。
「は、はい!わかりました。やっておきますね💦え~とまず、店長の言い付けからっと・・・」わっち自身も忙しいのだが、なかなか自分が忙しい事を伝えられない性格であるため、いつも仕事を引き受けがちのわっち。
「お、サンキュー!あとでコーヒー1本おごってやっから!」そう言ってゴウ先輩は自分の持ち場へ戻っていった。
「お~いわっち!終わったか?それ終わったら次の仕事を任せるぞ~」今度はまた、店長が手招きしている。
「え~、ゴウ先輩の仕事もやらなくちゃいけないのに・・・何から手を付けていいのか、頭の中がこんがらがって来ちゃったよ…💦」そう心の中で思いながら、重い足取りで店長のもとへ向かうわっちなのであった。
帰り道。わっちはいつもより道する町の空き家の庭へ向かいながら考えた。「今日は色んなことを頼まれて、大変だったな。ボクってそんなに使いやすいのかな?頼まれるのは嬉しいけど、全然自分の仕事終わんないよ😭こんなのずっと続くと自分だけ損しながら仕事しなくちゃいけないじゃんか~」
「お、そんなにむくれた顔してどうしたの?」後ろから町のカウンセラー、クマのドン先生がわっちに話しかけてきた。
「わっ💦ドン先生、いつから居たの?💦」
「ちょうど今だよ。この庭についたら君の面白くなさそうな、むくれた顔があったから、しばらく眺めてたんだ」とドン先生。
「眺めてたって💦もう、恥ずかしいから早く話しかけてよ!」とわっちは少し怒りのような照れのような感情をドン先生の大きなおなかをポンとぶつけた。
「あはは!ごめん②。ところで今日はどうしたのさ?また仕事で何かあったのかい?」とドン先生は尋ねた。
わっちは職場での頼まれごとを断れず、何でも引き受けてしまい、疲れてしまう事をドン先生に話した。
「なるほど。繊細なわっちらしいな。HSPは相手の気持ちや状況をより配慮して立ち回るから、『これを引き受けなければ相手が困ってしまうかな?』となりやすいんじゃないかい?」とドン先生。
「あ、当たりです・・・。自分も仕事で忙しくても、相手のことを考えると、大変だろうな。とつい引き受けてしまうんだ・・・。」とわっち。
「確かに、人助けは大切なことだね。だけど、『この人に頼んだら何でもやってくれる』と周囲に思わせないことも大事だよ!『この人は断らない人だ』と思われてしまうと、自分ではやりきれない量の仕事をかかえる羽目になったり、本来やらなくてもよい苦手な分野の仕事をやらなくてはいけなくなったりで大変さ。」とドン先生はわっちを見つめた。
「でも、ボク断るの苦手だからさ。こんな状況を回避できるいい方法はないのかな?」と困り顔でわっちはドン先生を見つめた。
「まあ、シンプルな方法は『自分も大変だ』ということを相手に伝えることなんだけど、ストレートに伝えるのが苦手なら、『自分も頼まれるけど相手にも頼みごとをする』要はギブアンドテイクの精神で話をすすめるのがポイントだね。もしまた、頼みごとをされたら、頼みごとをされた分だけ、相手にも頼みごとをするということ。『○○はやっておきますね。代わりに○○するのお願いしてもいいですか?』といった具合にね。」とドン先生は説明した。
「なるほど!そうすれば、仕事をひとりで全部引き受けなくてもいいかも。ギブアンドテイクのを意識すると、相手を助けるけど、自分も助けて!という気持ちを伝えやすくなるかもね!」とわっちはしっぽを揺らした。
「うん!何でも一人で抱えずに、うまくお願い事を分散できるようになれば、コミュニケーションも図れて、チームワークも徐々に良くなっていくよ!」
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