「あ、そうですか💦申し分けございませんでした💦」
柴犬わっちは町の青果店でお仕事中。なにやら、ヤギのメェ店長に注意を受けている様子。
「わっち。昨日私が不在だったが、店の商品の仕入れがおろそかになっているぞ!だいこんも足りないし、メロンの試食も出してなかっただろう?」
メェ店長が仕入れで店を不在にしている時、わっちがお店を上手くやりくりできていない事にやや不満があるようだった。
「申し訳ありません💦」と謝るしかないわっち。
「まぁ、私がいなくて不慣れな仕事もまかせたからな。反省して、今後はもっとがんばるように!」そう言ってメェ店長は事務室に入っていった。
「はぁ~😮💨けっこう吟味して、だいこん発注したつもりだったんだけどなぁ。足りなかったか…。慎重になりすぎて、仕事が遅くなっちゃったから、メロンの試食は出したんだけど、無くなった時の補充が遅れちゃったんだよな💦」
HSPで繊細さんのわっち。昨日は店長の代わりにお店を回そうと必死に頑張ったようだけど、間違えてはいけないという思いが強く、慎重になりすぎてしまった様子。ひとつひとつの仕事が遅くなってしまい、他に頼まれていた仕事も中途半端になってしまったよう。
「わっち!そろそろ午前中の仕事終わりだろ?一緒にメシ食いに行こうぜ!」
青果店で、ちょっぴり先輩のライオンのゴウ先輩だった。
「ゴウ先輩…。わ~ん😫」わっちはゴウ先輩に飛びつきながら、仕事ができなかったことをこぼした。
「わ💦わっち😓男同士抱きついているとこ見られたら、色々まずいって😓まず、休憩室で色々話きいてやっから!一緒にいこうぜ!ほら、オレの弁当うまそうだろ!」
そう言いながら、ゴウ先輩は、わっちを半ば強引に休憩に誘い、日当たりの良いいつもの席にわっちを座らせた。
「わっち。少し落ち着いたか?」ゴウ先輩はそう言いながら、大きなおにぎりを口いっぱいにほうばった。
「う、うん。でも、ちょっと自信がなくなちゃって。自分なんかに仕事をまかせてくれたメェ店長の言い付けを完璧にしようと必死になっちゃって、空回りしてるうちに、自分の仕事も遅くなっちゃって…。結局、完璧にはできなかったんだ。店長にさっき注意されたとき、やっぱ自分はダメなのかなって思っちゃってさ😟」としっぽに元気が無くなるわっち。
おにぎりを食べながらゴウ先輩は言った。「でも、お店自体、昨日は特別トラブルもなく回ってたじゃんか!それって、わっちが、慣れないなりにも、最低限の仕事はしっかりこなしたってことだろ?そりゃ、店長でもあるまいし、初めから完璧になんてできるわけねーだろ😁自分の仕事もこなして、店長から言われたお店の管理も最低限はできた。まずはこれでいーじゃんか!」
ゴウ先輩はおにぎりの2個目を取り出し、「わっちは、自己肯定感が低いから、ありのあまの自分をもっと受け入れた方がいいと思うぜ!ほら、おにぎりでも食って元気出せ!」そう言ってわっちに差し出した。
「あ、ありがとう🥲ゴウ先輩。た、確かにトラブルなくお店は回ったけど…。自己肯定感なんて、難しい言葉使うんですね。ゴウ先輩🖊️確かに自分のダメな部分を指摘されてると、途端に自身が無くなって、『やっぱり自分なんてダメだ』『自分って他人より劣ってるのかな?』なんてすぐに不安になるんです😫」とこぼすわっち。
「オレなんて店まかされた時、自慢じゃねーけど、トラブルだらけだぜ😁前も、自分の仕事ほっぽって店のことやってたら、次の日、自分の担当の野菜、な~んも注文してなくて、あやうく営業できなかったぜ。メェ店長がなんとかしてくれたけど…。まあ、その話は置いといて、わっちはありのままの自分にもっと自信を持った方がいいと思うぜ。店を回しながら、自分の仕事をこなしただけでもすげ~んだから😊」とゴウ先輩は豪快に笑った。
「あ、ありがとう!で、でもありのままの自分を肯定する…。自己肯定感をあげるにはどうしたらいいんだろう?」わっちはゴウ先輩を見返した。
「簡単だぜ!オレのように『心のままに生きる』ただそれだけだ😁自慢じゃねえが、オレはオレに自信を持ってんだ。ある意味、自己肯定感はこの店、いやこの町では1番だと思うぜ(笑)」とゴウ先輩は豪語する。
「は、はぁ…」わっちは、先輩がちょっと何言っているか分からなくなりかけたが、確かに前向きでポジティブで、店長に何を言われても常に前向きなのは、ゴウ先輩の長所なのは間違いなかった。
「どうすれば、先輩みたいに、心のままに生きれるんですか?」わっちは素朴な疑問をぶつけてみた。
「赤ちゃんって、腹減れば泣くし、トイレしても泣くし、寂しくても泣く…と思えばいきなりケロッと笑ったりするだろ?赤ちゃんは誰かに遠慮したり、迷惑かけちゃダメだなんてお構いなしに、自分の感覚にしたがって生きてるだろ?自分の感覚に正直に生きてる。オレはそういう感覚を未だ持ってんのかもな…うまく言えないけど。わっちも、頭で『~しなくちゃ!』って考える時間を忘れて、たまには『~したいな』っていう心の声に素直にしたがってみたらいいんじゃない?」とゴウ先輩はわっちの肩をポンと叩いた。
「先輩って自分に正直に生きれてうらやましいです。なんか憧れます!でも、何かやらなくちゃいけないことがあるときになっちゃって休めなかったり、他人を気にしちゃう癖がどうしても抜けなくて。」とわっち。
「疲れた時はオレなんかは、心の声に従って、まず寝るか休むかな。疲れてる時に仕事しても良い仕事できた試が無ぇんだよ。わっちは、疲れてると仕事がはかどるのか?」とゴウ先輩。
「い、いやそんな事はいままで無かったけど、なんか不安で。」
「不安な気持ちが、疲れた体が、良い出来事と楽しい時間を運んでくることはないぞ。『このくらいで疲れたらダメだ』なんて思わずにすぐに休んで元気な状態で再開すれば意外となんとかなるんだよ。『嫌だなんて思っちゃダメ』『悲しんだらみんなに迷惑がかかる』そんな風に気持ちに蓋をしていたら、自己肯定感は低いまま。まずはその、不安だ、寂しい、悲しい気持ちを受け入れて、オレや誰かに相談してもいいし、紙に書いて発散するのも効果があるぞ。要は気持ちをどんなカタチでも外に出して→認めるを繰り返す。これで少しづつ『これでいい』という自己肯定感が生まれてくるハズだ。」とゴウ先輩は自信たっぷりにわっちに言った。
「ゴウ先輩、なんか勇気出てきました!ありがとうございます😊でも、なんでそんな事知ってるんですが?なんか、カウンセラーの先生みたいですね!」とわっち。
「オレは何でも知ってるんだよ!」とわっちに豪語した。
実は町のカウンセラーの先生が出ている雑誌のコラムの内容をたまたま覚えていた…。なんてのは内緒の話しで。
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