柴犬わっちは今日も町の青果店でお仕事。今日はちょっぴり緊張気味。なぜなら店長が不在だから。パートさんやアルバイトさん達と一緒にお店をやりくりしなくては。
「あ!だいこんがもう無くなってるや💦だ、誰かに出してもらわないと…。」とわっちは今日、お店の責任者代理なので、周りの従業員に支持を出しながら仕事をしなくてはいけない。
「あっ💦あの…だいこんを…。」と支持が出かかったのだが、忙しそうなパートさんたちを見ると、なんだか頼むのは悪いような気がして、なかなか支持が出せない。
タイミングよく手が空いてそうなアルバイトさんに出くわしたが、その方はわっちよりも年上でキャリアも長い方であったので、またまた支持が出せないわっち。
「年上の方に指示を出すのってどうしたらいいんだろう?年下から指示なんてされたら、嫌なな気分にさせちゃうんじゃないかな?」と色んな不安が頭の中を駆け回るわっち。
そうこうしているうちに、時間が過ぎ、結局、仕事の大半をわっち1人でこなす羽目に。
「はぁ~疲れた。誰かに指示を出すのがこんなにやりずらい事だったとは💦」汗だくになりながら、やっと最後の仕事をこなし、へとへとで帰宅するわっち。
帰り道。「ちょ、ちょっと休憩。」そういっていつも寄り道する庭へと入っていき、木陰のベンチに腰掛けた。
「おやおや?今日はずいぶんと疲れた顔をしているねぇ」と後ろから町でカウンセラーをしているクマのドン先生が、わっちに話しかけてきた。
「わっ💦全然気づかなかったよ。先生いたの?」と驚くわっち。
「ちょっと前からいたぞ!それすら気づかないくらいに疲れてるみたいだね。今日はどうかしたかい?」とわっちに問いかける先生。
「うん。」とうなずき、周りの従業員に指示がなかなか出せずに、うまく仕事を回せなかったことを話すわっち。
「今日は、部下というかパートさん、アルバイトさんに指示を出さないといけない日だったんだけど、誰かに仕事を頼むのって僕には難しいや。なんか悪い気がしてしまって。年上の人に指示を出すなんでおこがましいというか…。」としっぽが垂れるわっち。
「確かに。他人の気持ちを汲み取りすぎる繊細なHSPさんには、支持を出すという行為は難しいね。ちょっとしたコツを覚えると少し楽になるんだけど…。」とドン先生。
「コツがあるの?ちょっと教えてほしいな。」とわっちはドン先生を見る。
「指示が苦手な人は上司から部下へ指示を出すというような上下関係を意識しすぎてる傾向が強いんだ。なおさら繊細さんは『僕みたいなのを上司と思ってもらうなんておこがましい』とか『上司になる気なんてなかったのに何故かなってしまった人の上に立つなんて無理だよ』なんて感じている人が非常に多い。指示を出すのが苦手な繊細さんは、上司部下ではなく、同じチームメンバーで働いていると心がけるといいと思う。」とドン先生。
「同じチームメンバー?」とわっちは不思議そうに聞き返した。
「うん。相手との関係を上司や部下で意識しすぎると、指示を命令と勘違いする繊細さんもけっこういるんだ。指示は命令ってことじゃなく役割分担ととらえよう。相手より優れてなければ指示はできないってことはないから大丈夫だよ。『私はこれを担当するあなたはこれをお願いします』という役割をを確認する作業が指示だと思えばいいんだ。」とドン先生はわっちに微笑んだ。
「なるほど。今まで、僕なんかに命令されても嫌な気分になるだろうなって思ってたけど、単純に役割の確認作業だと思えばいいんだね」とわっち。
「そうそう。それと大事なことがもう一つ。相手に『この仕事をする理由』と私が『この仕事をする理由』を説明して納得してもらうこと。余裕があれば、『困りごとはいつでも聞いてね』とか『仕事の進み具合はどう?』などと指示するかわりのフォローがあると、相手は気持ちよく仕事ができると思うんだ。」とドン先生。
「確かに。自分が指示される時は、理由が分かってた方が安心して仕事ができるし、あの人だって、別の仕事をしているんだって納得感があるよね。」とわっち。
「そうそう。今度また機会があったら、試してみなよ!きっと今日よりもうまくみんなと仕事ができるから!」
「うん!やってみる!ありがとう。ドン先生!」わっちはしっぽを揺らした。
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